| |
「なぜこだわるのか」、「気にしなければすむことなのに」、「こだわるのはやめなさい」などの助言はなるべく避けましょう。このような助言をすることによって、家族は自分のつらさをわかってくれない、と患者さんが心を閉ざしてしまうことがあります。
患者さん自身もこだわるのは苦痛で、こだわりを止めたいのに、どうしても不安が消えなくてこだわらずにいられないのです。そのため、家族が強迫性障害に気がついたときは、まず、このような患者さんの苦しみを少しでも理解してあげることが大切です。
そして、患者さんと強迫性障害について話をするときは、「何度も繰り返したり、長い時間がかかったりして、こころやからだに負担がかかっているのではないか」、「不安や緊張も強く、神経も疲れているのではないか心配している」などと優しく声をかけてあげてください。そうすることで、患者さんも安心して家族に相談しやすくなります。
また、病院へ行くことを勧めるときも、強制するような言い方は不安や緊張を招くので避けたいものです。
「一度、病院で相談したほうがよいのではないか」と、提案するような言い回しにしたり、「病気」の代わりに「疲労」という言葉を使ったりすると、患者さんが病院に行くことを受け入れやすくなります。
患者さんが病院に行くことを受け入れてくれたら、「こだわって止められなくなる強迫性障害(強迫神経症)という病気のことを新聞やインターネットで見たことがある。心療内科や精神科、神経科で治療すればよくなると書いてあった。今の様子をみていると、そういう病気の症状に似ているのではないかと思うから、病院は精神科のあるところへ行ってみようか」とか、「こころもからだも診てくれそうな心療内科へ行こう」、というように勧めてみるのはどうでしょうか。 |