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とにかくだるい、疲れる、食欲がない、そして眠れない。そんな症状が続いての結果だったうつ病。それからの9年余りのこの病気とのつき合い方や、その間の生活なども、小川さんは語ってくれた。 「この病気は健康な人から見れば、怠けているようにしか見えないというのが困りものですよね。僕の病気が始まったばかりのころは、女房も“どうしちゃったんだろう、この人は。今までの夫婦生活はなんだったんだろう、まるで別 人のようになってしまって”と悩んでいたようです。だから僕が落ち込むと“頑張ってね”とか、彼女なりに考えて励ましてくれてたんです。友人にも“どうしたんだ、このごろ元気ないけど。しっかりしろよ”とか言われると、好意はありがたいのに、後になってくると余計つらくなってくる。変な病気ですね。」いちばんいいのは「見てみぬ ふりをしてくれること」だと小川さんは言う。知らんぷりや無視ではなく、一応見ているけれど、かまわないでいてくれる…。「それがいちばんありがたいかもしれませんね。本人もつらいけど、まわりもつらいと思います。女房や周りの人たちも、最初は対応に困っていたみたいだけど病名がわかってからは、そうしてくれました。自律神経の失調で、やる気を起こさせる神経とリラックスさせる神経のバランスが崩れちゃうんですよね。崩れたところへ“頑張れ、頑張れ”と言われても、いうことをきかないんですよ。どうしようこうしようと思っても、自分の意志ではなんともならない。それは、足の骨が折れた人に歩けと言ってるようなものなんですよ(笑い)。基本的に無理なんですから。」 |
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