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「もう、死のう」そんな風に考えたことは何度もありました。大好きで、愛おしくてたまらないはずの子供でさえも、うつ病のときはうとましく感じることもあって・・・。だけど、そう思うたびに、自分はなんて最低な母親なんだろう、母親失格だと強く自分を責め、また落ち込んでいました。少し気分が良いときは、がんばって公園に子供を連れて行くのですが、本当に楽しそうに子供と遊んでいるほかのお母さんが妬ましくてたまりませんでした。なんで、あんなにこころから笑えるんだろうって。だからひとり、砂場で遊んでいる我が子を見ると、一緒に遊んであげることも、お弁当を作ってあげることもできないこんな母親でごめんなさいという申し訳ない気持ちでいっぱいでした。「私なんか、いなくなればいい」こころの底からそう思うこともよくありました。 主人は私がそこまで追いつめられていることを、分かってくれていたのでしょう。 ある晩、布団に入った私の手をそっと握り、「子供たち、よく寝てるな〜。なぁ、この子たちの5年後を一緒に見たいと思わないか。こんなヨチヨチ歩きの子が、ランドセルしょって学校に通う姿を見届けたくないか。僕は君と一緒にこの子たちの成長を見たい。何もしなくていいから、ただ僕のそばにいて、一緒に見守ってほしい」と話してくれたんです。 真っ暗な部屋のなか、私は声を殺して泣きました。凍りついていた私の心をとかすように、温かな涙が次から次から溢れ出てきて。 私はこの主人の言葉をきっかけに、家族のため、自分のために「生きよう」と思うようになりました。 少しずつ、前に踏み出そうとしている私の気持ちを後押ししてくれるように、子供たちも優しく支えてくれました。 これまで私の胸の傷に決して触れることのなかった娘が、お風呂に入ったときに、「ママ、大丈夫だよ。おっぱいは、また生えてくるから」っておまじないをするように、傷口をそっと撫でてくれたのです。 私は「あー、自分みたいなダメな母親でも、なんとか元気になってほしいって思ってくれているんだな」と思い、うれしくて涙が止まりませんでした。 家族の思いやりが、すべてのことに後ろ向きだった私のこころに勇気をくれました。 |