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几帳面と言われるタイプの人では、日常生活において自分の行為にミスがないか慎重に何回も確認するということは決して珍しいことではないと思います。
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例えば、 |
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| 仕事で大切な商談がある日、時間や場所を間違えないように時計や地図を何度も確認する。 |
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このような、日常生活での確認行為と強迫性障害での病的な確認行為の違いはどこにあるのでしょうか?
ミスをしないように慎重にやっていたはずが、1つのことにとらわれてすぎて本来気を配らなければいけないことに穴があくような、優先順位の逆転が起こってしまっているときには注意が必要です。
まじめに慎重に、仕事や物事に取り組むことは決して間違ったことではありません。その慎重さがバランスを保っていれば、その人の能力が十分に発揮され、仕事にもプラスに働くものです。こだわりすぎて本来の業務や生活、人間関係などにマイナスの影響を与えてしまっているような場合には、強迫性障害や他の精神疾患との関係性を疑う必要があります。 |
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☆ちょっと一休み☆
「前を向いて歩けばいいんだ」と考えてみたら、ふと気持ちが軽くなった。
社会生活を送っていく中では、バランスを保つということは非常に大切になります。「前を向いて歩く」、これはバランスを保っている状態の最も分かりやすい例かもしれません。前を向いて歩いていれば、前から来た人にも、横から飛び出してきた車にもぶつかることはありません。しかし、上から物が落ちてきたら大変だと思い、上にばかり注意を払って歩いていると、足元の石に気づかずにつまずいて転んでしまいます。強迫性障害もこれと同じような感じだと考えてみたらどうでしょうか。
ミスや失敗をしないように常に注意を払って一生懸命がんばっていたのに、人が注意できる能力には限界があるため、いつのまにかバランスを失い、ある一点にだけに過剰に注意が払われるようになってしまった、というようにです。ですから、強迫性障害を治療することは性格や考え方を変えることではなく、一点に集中しすぎたその注意を治療で修正して、また前を向いてバランスよく歩けるようにするだけのことなのです。 |
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