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| シリーズ4―家族がうつ病になったら、どんなサポートをしてあげればいいの? | |
| 「第1回 日本うつ病学会総会 市民公開講座」取材報告だ・よ・り | |
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上島先生はうつ病の治療についての基本的なお話を分かりやすく説明されました。 ・うつ病について うつ病は、気分が落ち込み、これまで楽しめていたことを楽しめなくなる病気である ・うつ病の治療 うつ病の治療は十分な休養と抗うつ薬の服用が基本となる。抗うつ薬としては、近年登場したSSRI、SNRIという種類のおくすりは副作用が少ないため、使用頻度が高い。 ・治療を受けるときのポイント くすりは医師の指示にしたがってきちんと服用する。焦らず気長に取り組む。重大な決定は改善してからにする。 ・周囲のサポート 叱咤激励はしない。通院に付き添い受診に同席する。服薬の管理をする。考えることの手助けをする。回復後も再発に注意する。 ・うつ病にならないためのセルフケア 自分を知る。何事も完璧を目指さない。物事に優先順位をつける。自分ひとりで全てのことをやろうとしない。他人の目を気にせず、肩の力を抜いてマイペースで生活する。生活上の大きな変化があれば注意する。適度な運動はストレスに対する抵抗を高める。 このような内容で上島先生はうつ病の診断・治療・対処方法について、一般人の私たちにも分かりやすくお話されていました。特に、周囲のサポートなどは、先生の日常診療でのご経験をもとに接し方のポイントをまとめておられ、患者さんへの対応について戸惑うことの多い家族にとってはとても役立つ内容だったと思います。 うつ病についてや周囲の接し方については、UTU-NETにも詳しい情報がありますので、是非参考にしてください。 |
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藤臣さんは、ご自身でうつ病を体験された以外に、お父様もうつ病の経験者であり、このときは見守る家族の立場にたったこともあるそうです。そんな患者、家族の両方を経験された立場から、「うつは本当に励ましてはいけないのか?」という演題でお話されていました。 藤臣さんのお話の中で、最も印象的だったのは、「家族がうつ病になったとき、『何をすればいいか?どんな風に接してあげればよいのか?』と考え過ぎてしまうことがあります。でも病気を治すことはプロである医師に任せて、まずはきちんと治療が受けられる環境を整えてあげることが大切です。周囲が何かしてあげようとしなくても、症状が改善されてくれば患者さん自身で動きたいように動けるようになりますし、相手のことを想っていれば、特に何かをしようとしなくてもその想いはきちんと届くものです」ということでした。 確かに、家族の「なんとかしたい!」という切羽詰った感じは、返って患者さんを追い詰めてしまうことにもなるかもしれません。“もちは餅屋に”という言葉があるように、うつ病の治療はプロである医師に任せて、家族は普通に接することが何より大切だということをこの講演で再確認しました。 うつ病患者さんへの接し方として、「近づきすぎず、離れすぎず」ということがよく言われますが、これって実は、私たちが普段生活している家族の関係そのままなんですよね。うつ病になったからといって、その関係性を無理やり変えてしまうのではなく、きちんと治療を受け、普段どおりの関係を維持していくことが大切だということを実感しました。 ご自身、そしてお父様と家族の中で二人もうつ病を克服した経験をもつ藤臣さんの温かく心強いお話に、会場全体にはホッと安心したような、そんな空気が漂っていました。 |
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